岸和田市下松町K様
お客様のご依頼内容
今回工事のお客様は4回目のリピート工事になります。
いつもありがとうございます。
今回THE床です。
昔の床は根太という角材の上にフローリング材が直接張られていました。
張った当時は問題はありませんが、年数が経つにつれ根太と根太の間には何もないので
その部分が劣化してたわんできます。少したわむ程度ならいいのですが
こちらのK様宅は表面のフロアーの単板まで捲れてきた状態でした。
よく歩く箇所は歩くと今にも床が抜けそうな感じでお客様は怖いとおっしゃっていました。今回の工事も予算を抑えるべく現況のフロアーからの上張りも検討しましたが、以前バリアフリー工事をされていて(この工事は弊社ではありません)上張りをすると段差ができてしまうので無理でした。床がしっかりしていればウスイーターなどの薄いリフォームフロアーでも可能でしたが、今回の工事の趣旨はたわんだ床の是正になるのでこちらも無理でした。そこで使える大引きなどそのままで現況の工法に近い最適な工事で補強する案でスタートさせていただきました。
施工前状況
昔ながらのフロアーになります。ストーブ左側はよく見ると単板がめくれて浮いています。
床下は布基礎で床地面は土ですがカラッと乾いています。
床を支える角材もしっかりしています。今回は角材地束を外し、鋼製束にやり替える予定です。
ここは洗面室に入る入り口付近ですがバリアフリー工事が施工されているので段差がなく洗面所の床の高さに合わす場合は一度フロアーをめくって高さを調整する必要があります。
今回、床工事をするのと同時に、LDK周りに補助金を使った窓サッシの改修もさせていただきます。よくある2重サッシ、インプラスです。今回は補助額を最高額もらうため、ガラスも遮熱用ガラスなど冬に備えて設置します。
それでは工事スタートです。
施工中状況
先ずはキッチンを取り外していきます。。床を張り替えるだけですが一度すべて外さないといけません。
家具も全て移動します。
今回工事ではキッチンをとりあえず移動させるので保管場所の確保が大変でした。
画像で見てもらった通り、根太の上には直でフロアーを張っています。
しかも断熱材も入っていません。下からの冷気がそのままダイレクトに室内に入ります。
どんどん捲っていきます。
根太の角材も外します。
その下の少し大きめの角材(大引き材)は加工して流用します。
木製の束は取替します。
鋼製束に交換しています。画像ではわかりにくいですが大引きも一度外し
数センチ下げて高さなど調整しています。
大引きを下げている状態が画像真ん中下ではわかりやすいかと思います。
今回は40㎜厚の床断熱材も敷設していきます。
隙間なく敷き詰められています。
その上から24㎜厚の床パネル下地を敷設します。これで床はガチっとします。
新しいフロアーを張って仕上げていきます。
床張りが終われば再度キッチンを組みなおしていきます。
最後はクロス屋さんが壁と天井のクロスを張り替えて完成です。
床フローリングなども全て完成したら最後は2重サッシインプラスの取り付けで
本当の完成です。
施工完了状況
工事担当より
今回の工事で4回目のリピート工事をさせていただきありがとうございます。
本当にご贔屓にして頂いています。
このお客様は、高齢になってきているので、生活動線がほぼLDKになっています。
ベッドもリビングに置いているので今回LDKを温かくする工事は本当に理に適っていると思います。
インプラスも補助金を使いましたが、約半分ほど補助がされるので負担額も最小でグレードのいいものがつけたかと思います。
お客様の息子さんも近くに住んでおられ、ご高齢ということもあり息子さんを含めながら打ち合わせを重ね、工事も喜んでいただきました。
LDKは温かくなりますがその他の部屋との温度差でヒートショックのないようお気をつけて長生きしてください。
今回もいつも同様本当にありがとうございました。